孤立した比較的小さな円錐形の高まり。
27°02′N、126°37′E。水深1,230m。沖縄舟状海盆中軸部の水深1,800mの平坦な海底から比高600mの山体で、麓の径は3.5kmである。海丘は玄武岩で枕状溶岩がみられる。[海6315]
32°29′N、133°38′E。水深544m。土佐海盆の南縁を限る外縁隆起帯のなかの高まり。[海6633、6601]
母島の南方、小笠原舟状海盆の南寄りにある。25°15′N、142°18′E。水深1,530m。比高500m。[海6726]
24°57′N、124°10′E。水深1,370m。西表島北北東の沖縄舟状海盆内にある径2km、比高500mの火山性の小丘。[海6315]
27°38′N、127°05′E。幅40km、長さ55km、水深1,500mからの比高200-850m。沖縄舟状海盆中部の地溝帯に火山岩が噴出して造ったいくつもの海丘の集まりで、地溝帯に平行に分布する。枕状溶岩の玄武岩と石英安山岩・安山岩が近接して分布するバイモダルの火山活動がみられる。火山岩の年代は、0.22-0.79Maである。全体として地溝帯の中央寄りで時代が若く、外側に向かって古くなる。海丘群東部の枕状溶岩で囲まれている水深1,400mの海底からは熱水が噴出しており、コシオリエビ、シンカイヒバリガイ、シロウリガイ、ハオリムシ類が群がっている。[海6315]
41°47′N、141°32′E。水深246m。津軽海峡東口、尻屋海脚から伸びる高まりとは一体のものであるが、海底谷で切られ、地形的には海脚とは離れている。[海6372]
30°39′N、128°41′E。水深353m。沖縄舟状海盆の北側にあり、水深800mからの比高は450mほど。基部の径1km未満。海盆内の数ある小起伏のひとつ。[海6314]
34°50′N、139°11′E。水深567m。比高320m。伊豆半島と大島の間にあり、同様な海丘として付近に赤沢海丘(水深275m)、熱川海丘(水深301m)などがある。[海6640]
35°10′N、139°23′E。水深449m。相模湾のほぼ中央にあり、頂部は細砂、泥質砂が覆う。斜面からは、上・中部中新統の安山岩、緑色凝灰質砂岩などが採取されている。[海6640]
44°N、140°E。積丹岬北北西にある堆、海丘の集合体。最浅部は積丹堆(水深187m)で、このほか東積丹海丘(水深314m)、北積丹海丘(水深730m)、西積丹海丘(水深908m)、南積丹海丘(水深504m)がある。[海6656]
25°28′N、125°24′E。水深865m。宮古島北北東の沖縄舟状海盆南側の縁にある。水深2,000mの舟状海盆からの比高1,100m。ほぼ円錐形に近い形状をもつが、北方の麓は鋭く舟状海盆側へ突き出しており、溶岩流が想定される。正帯磁で玄武岩が推定される。[海6315]
25°48′N、125°48′E。水深943m。宮古島北東にある径10kmほどの円錐形に近い海丘で、沖縄舟状海盆の南側縁にある。正帯磁で塩基性に富む岩石からなると推定されるが、石英安山岩も採取されている。[海6315]
天竜海底谷の西方にあり外縁隆起帯をなす。33°55′N、137°20′E。水深799m。[海6635]
小台場とも呼ばれる。天竜海底谷の東方にあり外縁隆起帯をなす。34°09′N、137°49′E。水深328m。[海6635、6602]
24°52′N、122°43′E。水深733m。沖縄舟状海盆南西端(与那国島北北西)の中軸部にあり、比高500mほどの小丘。[海6315]
25°06′N、124°33′E。水深1,460m。石垣島北北東にある比高500mの火山性の海丘。幅5km、長さ15kmで東北東―西南西方向をもつ。[海6315]
34°59′N、139°08′E。1989年7月13日、伊東市沖での海底噴火に伴い誕生したもの。陸上を含めた伊豆東部火山群としては有史以降初めての噴火になる。火山の直径450m、高さ約10m、最浅地点の水深81m、火口の直径約200m、火口の最深水深122mである。[海6362-1]
室戸岬南方、32°40′N、134°21′E。水深1,350m。南海舟状海盆の付加体のなかの高まり。[海6601、6602]
31°10′N、132°19′E。水深1,510m。都井岬東方沖。九州・パラオ海嶺の先端部が衝突することによって付加体の一部が盛り上がったもの。[海6601]
34°50′N、139°16′E。水深314m。比高450m。大島から北西に伸びる高まりの上にある海丘で、伊豆大島との間には乳ケ崎海丘(水深217m)がある。[海6363-7]
43°28′N、139°55′E。積丹岬北西沖。水深350m(東側)と412m(西側)の2つのピークからなる。[海6657]
35°06′N、139°15′E。水深867m。海丘の南麓の相模舟状海盆内に関東大地震(1923)の震源が想定されている。[海6362-1]
三浦半島西方沖。35°06′N、139°27′E。水深557m。スコリア、軽石質砂のほかシルト岩。[海6640]
三浦半島南西沖。35°02′N、139°28′E。水深414m。スコリア質砂、普通輝石安山岩など。[海6640]
30°57′N、129°00′E。水深325m。沖縄舟状海盆北部、宇治群島の南西にある。海盆底700mからの比高400mで、舟状海盆の長軸方向に細長い。[海6352]
28°20′N、127°58′E。水深515m。沖縄舟状海盆中部にある。海丘には直径600mの凹地があり、その中から石英閃緑岩、角閃石花崗岩、泥岩が採取されている。水深700m付近に熱水を噴出するチムニー(高さ0.7-1.5m)がある。[海6315]
山陰沖の36°40′N、135°15′E付近を中心に、隠岐舟状海盆の南側を縁取るように海丘(無名であるが、619m海丘、626m海丘など)が連なる。中部中新統-鮮新統が広く分布する。[海6401]