船舶コードリスト
日本海洋データセンターでは国内の海洋調査研究機関や関連組織から受領した海洋観測データを,データ取得プラットフォーム(主に船舶)毎にコードを割り当てて管理しています.
以前は二桁の英数字を船舶コードとして独自に割り当てていましたが,現在はコールサイン(船舶無線を識別するための呼出符合)を利用しています.
海洋情報研究センターにおいてもMIRC Ocean Dataset刊行時に船舶コードリストを整備しましたが,当時参照した資料に従って英語表記では「丸(Maru)」を省略していたため,例えば「海洋」と「開洋丸」が同じ英語表記となっており,日本語圏以外のユーザーが船舶を特定するのが困難でした.
その後インターネットの普及に伴い,コールサインに加えて総トン数や就航年月など船舶の特定に有用な情報も容易に入手できるようになりましたので,船舶コードリストを大幅に改訂し,NOAA/NCEIが刊行するWorld Ocean Databaseで使用されているNODC船舶コードおよびWOD船舶コードも併記しました.
不明な個所や未割り当てコードも残っていますが,情報が入手でき次第,適宜更新していきます.
- おおよそ所属(運航)機関コード毎に就役年月日の降順となっていますが,ヘッダ欄をクリックするとその欄をキーに昇順/降順でソートされます(ただしGen.欄は除く).元に戻すには再読み込み(reload)してください.
- Call sign欄で,一文字目に'_'(アンダーバー)を含むコードは旧JODC船舶コードまたは他機関由来の船舶コードであることを示しています.
- NODC船舶コードまたはWOD船舶コードが一意に特定できない場合は併記しています.
- 資料がない船舶名の英語表記は慣例にしたがって推定している場合もあるため誤りの可能性もあります.
- Gen.(Generation)欄は,代船が同じ船舶名の場合に船舶を特定するために付与した情報で,正式な船舶名には含まれていません(例外もあります)が,参照した資料に「〇代目,第〇代,〇世」と記載されていた場合は,それをローマ数字で記載しています.
- 海上保安庁所属船艇の日本語表記には記号と番号を併記しています.記号の意味は以下の通りです:
記号 | 意味 | 大きさの目安 | 船名の基準 |
PLH | Patrol Vessel Large with two Helicopters | ヘリコプター2機搭載型 | 旧国名(日本国の総称) |
| Patrol Vessel Large with one Helicopter | ヘリコプター1機搭載型 | 海峡,水道,山,旧国名 |
PH | Patrol Vessel Large | 1000〜2000トン型 | 半島,岬,湾,島,海岸,山 |
PM | Patrol Vessel Medium | 500トン型以下 | 河川,島 |
PS | Patrol Vessel Small | 200トン型以下 | 山 |
PC | Patrol Craft | 23m型以上 | 雪,霧,波,月,雲 |
CL | Craft Large | 20m型以下 | 風,花 |
LL | Light-house Service Vessel Large | | |
LM | Light-house Service Vessel Medium | | |
HL | Hydrographic Survey Vessel Large | | |
HM | Hydrographic Survey Vessel Medium | | |
HS | Hydrographic Survey Vessel Small | | |
- 用船または徴用船の就航期間(commissioned/decommissioned)は用船契約または徴用された期間を,所属(運航)機関(operator code)は用船契約または徴用した機関を示している場合があります.
- データセンターに観測データが収録されていない船舶情報もリストに含まれています.
- 所属(運航)機関コードは「海洋調査研究機関一覧」を御参照下さい.
参考資料
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